腰痛の原因になるものでレントゲンやMRI では確認できないので、セラピストの検査で評価をし原因を探す腰痛に
仙腸関節・椎間関節があります。この二つは関節の負荷で起こる痛みなので関節に負荷をかけて痛みが起こり、負荷を逃がして痛みが軽減すれば陽性と判断し施術を行います。
この他にも皮神経が原因で起こる腰痛があります。この皮神経による腰痛は全体の腰痛の14%ほどあると言われていますが、個人的にはもっと多くあるように感じます
仙腸関節性のような腰痛でも触診をし施術を行うと 長後仙腸靭帯と中殿皮神経の場所の痛みである事もよくあります。
皮神経
皮神経は筋膜の上にある感覚神経で、皮膚のすぐ下にある神経で触診をするとコリっとした紐状のものが触診でき圧痛もあります。
臀部には中殿皮神経 上殿皮神経 下殿皮神経 鼡径部には腸骨下腹神経 腸骨鼡径神経などがあります
臀部、腰痛の原因になり、施術する機会が多いのは上殿皮神経 中殿皮神経 腸骨下腹神経が多い印象があります
皮神経の場所
上殿皮神経
腰の筋肉を貫通し
内側 中間 外側とあります
中殿皮神経
こちらも何本からありますが上部の繊維が長後仙腸靭帯を貫通します。この部位が仙腸関節性腰痛と鑑別は触診を行います
腸骨下腹神経
外側皮枝と前皮枝がありますが、とくに外側皮枝の圧痛が多い印象があります
皮神経を痛める原因
皮神経は皮膚のすぐ下で、筋膜の上にある神経なので、皮膚側からの圧迫。たとえば長時間のコルセットやベルトによる圧迫によるものや、睡眠時に下になり皮膚を押しつぶした状態による圧迫もありますし
筋肉や靭帯を貫通する部位での癒着の場合は靭帯や筋肉が緊張した状態でいる事で神経の絞扼。癒着が起こります
皮神経の治療
皮神経の治療は病院では皮神経のブロック注射や剥離を行いますが、再発率も高いそうで、その原因は皮神経が絞扼される姿勢やベルトやコルセットによる圧迫で起こるので同じ生活習慣では、同様の症状がでる事になるので、日常で改善できるのであれば皮神経が圧迫されない生活にする事と
治療は癒着を起こし痛みが起きた皮神経は触ると圧痛が起こるので正確に触診をし、筋肉と皮神経や靭帯と皮神経の癒着部位を丁寧にはがすように治療をするアプローチを行います