最近は自律訓練法、マインドフルネス、瞑想の本が本屋に沢山ならび、仕事や勉強のような時、スポーツ選手のパフォーマンス向上のためにも取り入れられる呼吸について書いていきます
呼吸の外呼吸と内呼吸
外呼吸は肺で取り込む呼吸です。息を吸い酸素を取り込み、息を吐き二酸化炭素を吐き出す
内呼吸は肺から取り込んだ酸素を細胞に放出し二酸化炭素とガス交換する事です
酸素の運搬
酸素の運搬は血液の中にある赤血球が行います。赤血球の中にあるヘモグロビンが酸素と結合し全身に酸素を送ります。
ボーア効果と二酸化炭素
酸素の運搬は赤血球が行いますが、酸素を放出し全身に酸素を送りには二酸化炭素が重要です。血液の中にとけこんだ二酸化炭素の値が高くなる事で酸素を放出します。この事をボーア効果と言います
二酸化炭素が重要
二酸化炭素の濃度があがると息苦しさを感じます。しかし
酸素を運搬する為にはある程度の二酸化炭素を体に取り込まないといけません。
呼吸がうまく出来ていない方の場合は二酸化炭素に対する耐性が弱く、すぐに呼吸がしたくなる浅く早い呼吸をしてしまいます。
そうなると、二酸化炭素の濃度が上がらず、呼吸をしていても酸素の放出が少なくなってしまいます(ボーア効果)
二酸化炭素の耐性をあげる事が呼吸を向上させるコツです。
その他の効果
呼吸には自律神経の調整や、鼻呼吸による一酸化窒素の効果による血管や気管の拡張。エリンスロポエチンによる赤血球新生。グリーンパティックシステムなどがありますが、別のブログでその事も書きます