深呼吸で深く息が吸えない方は自律神経の問題と診断を受ける事が多いです。が胸郭、姿勢の運動や施術やストレッチをすると息が吸いやすくなる人は多いです。という胸郭や姿勢が問題である事がいえると思います

呼吸と自律神経

自律神経は緊張する時に働く交感神経とリラックスした時に働く副交感神経あり、呼吸には自律神経が関わります。緊張している時の呼吸は早く呼吸となり、リラックスしている時の呼吸はゆっくりと大きい呼吸になります。緊張している時に、ゆっくり深呼吸をして。というのはリラックスし副交感神経を優位にさせる為にも重要です。という事は深呼吸で大きく息を吸うのが辛いといった場合はリラックスもしにくくなります。

マインドフルネスや瞑想での体の力を抜き大きく息を吸い、ゆっくり息を吐き呼吸を整えます。呼吸が自律神経の調整に重要であると同時に体に力が入っている事も呼吸や自律神経に影響する事になるので、大きく息を吸うのが辛いという事は自律神経や体の緊張にも影響するとも言えます

肩の力を抜く

大きく息を吸うのが辛い方の特徴は深呼吸してもらい後ろから肩をみると肩が大きく上にあがります。これは呼吸する時に首の筋肉を使い呼吸している為に起こりますが、肩に力が入り緊張している時も交感神経が緊張するので肩の力と呼吸と自律神経も関係していると考えられます

息を吸うのが辛いという人の特徴と施術

大きく息を吸うのが辛いという人はかなり多いです。そしてそういう方の特徴は病院で自律神経の問題と言われていますが、実際は胸郭の施術で息がすいやすくなる人は多いです。

胸郭が広がる事で息が入り、胸郭を縮める事で息を吐くのですが、胸郭の広がりを邪魔する事で息が入りにくくなります。息を大きく吸うのが辛い人の緊張が高い場所が肩甲骨の外側や体幹の側面です。もちろん胸郭全体の施術やストレッチや施術も必要です。体幹の側面の緊張は背中が辛いとう方にも多く背中の緊張も呼吸に関わるので肩甲骨や体幹の側面の緊張緩和は呼吸や背中の施術に重要です

体幹側面のストレッチ

息を大きく吸うのが辛い方は体幹側面の筋肉や組織の癒着や胸郭の調整はセルフケアをするよりも施術をしてもらう事が重要です

呼吸筋

呼吸は息を吸う筋肉と、息を吐く筋肉があります。呼吸は肺がおさまる胸郭の中で胸郭を広げる動きが吸気筋。で胸郭を縮めて息を吐く筋肉を呼気筋と言います

呼吸は胸郭の中での動きなので呼吸に関わる筋肉はすべて胸郭に付着します

胸郭とは

胸郭は胸椎12個、肋骨12対(24個)、胸骨で出来たユニットで体の全長の約20%を占めています。(頸椎は8%、腰椎は12%)

胸郭に付着する筋肉は呼吸に関わると共に、胸郭と胸郭に付着する筋肉やは姿勢にも影響する事ばわかります。つまり姿勢が悪くなれば同時に呼吸にも影響します

呼吸に関わる筋肉

息を吸う筋肉

横隔膜 外肋間筋 内肋間筋の前部 前中後の斜角筋(斜角筋を使っている場合は息を吸うと肩が上がり息が吸いにくいと言う人が多い)

大きく息を吸うときの筋肉

胸鎖乳突筋 前鋸筋 広背筋 大胸筋 小胸筋 腸肋筋 上下後鋸筋 長短肋骨挙筋

息を大きく吐く時の筋肉

通常の呼吸で息を吐くと時は横隔膜や外肋間筋が緩む事で起こっていますが、大きく息を吐く時は腹筋群(腹横筋、内外腹斜筋、腹直筋)ない肋間筋の横部と後部、肋骨下筋があります