個人的にサッカーをしている方に多いと思う半膜様筋が原因の膝痛があります。

半膜様筋は膝の内側の骨に付着する筋肉で、付着部も多いので多くの機能と共に痛みの原因にもなります

膝の痛みはスポーツをしている人。年齢とともに痛く膝が痛くなった。という人などあります。原因がはっきりした外傷であれば、なんで痛くなったのか?が分かりやすいですが、はっきりと原因が分からず、いつの間にか痛くなったと物が多いと思います。

半膜様筋が原因の膝痛も外傷というより、姿勢や膝の状態でだんだんと負荷がかかり痛みが起きている感じがします

半膜様筋について

半膜様筋の付着部はいくつかあり、内側半月板・内側側副靭帯・斜膝窩靭帯・ダイレクトアーム・アンテリアアーム・膝窩筋膜に付着するので、半膜様筋の機能も痛みも様々あります

今回は膝を伸ばした時の痛みですが、膝を屈曲させる時におこる痛みもあります

半膜様筋の緊張する姿勢

半膜様筋は大腿の後面にある筋肉ですが、この筋肉は重心が前方に移動すると、それを支える為に緊張が起こります。

これは大殿筋や腓腹筋も緊張します。

サッカーをしている方の場合は股関節を酷使し骨盤が前傾している事が多く、この姿勢で重心が前傾し、それを制御する為に半膜様筋に負荷がかかる事になります

腓腹筋の緊張と半膜様筋

腓腹筋の内側と半膜様筋は隣接しているため摩擦が起こりやすくなっています。

そのため、二つの筋肉の間には滑液包があります。

滑液包とは摩擦を緩衝するためのクッションです。しかし、その滑液包に負荷がかかりすぎると炎症を起こし痛みの原因になります。

この二つの筋肉は膝を伸ばした状態で緊張し、膝を曲げると弛緩します

つまり膝を伸ばした状態で摩擦が起こりやすくなります。

そのため

半膜様筋や腓腹筋の緊張が高く、柔軟性のない状態で生活をしていれば、炎症を起こし膝の痛みを起こす事になります

治療

炎症はマッサージをしたり、ストレッチをしたりすれば悪化をしてしまいます。なので炎症自体のコントロールは安静、アイシング、消炎鎮痛剤などに頼る事になりますが

半膜様筋の緊張や腓腹筋の緊張緩和。腓腹筋や半膜様筋に負荷がかからない姿勢つくりなどが重要になります