足の指の痺れはは足の甲側の痺れと足の裏側の痺れがあると思います。

そして足の甲側の指の痺れは 親指と人差し指の間の痺れ(深腓骨神経によるもの) 小指の痺れ(腓腹神経から) その他の指は(浅腓骨神経)と神経の領域は分かれています

これらの神経は坐骨神経から分岐していくのですが、厳密には坐骨神経痛ではなく、その領域の神経の痛みと言った方が正確です

足の神経

足の甲側の神経をここでは記載します。

深腓骨神経の感覚

深腓骨神経は足の甲にある前脛骨筋と長母指伸筋の間を通過し、足の甲の骨の中(前足根管という)を通過し、親指と人差し指の感覚神経になります

※深腓骨神経は前脛骨筋、長母指伸筋、長趾伸筋、第三腓骨筋の運動神経でもある

※この神経は下腿の前面にある筋肉を抑える伸筋支帯の深部を通過する。

浅腓骨神経の感覚領域

浅腓骨神経は下腿部の前外側面から皮神経になり、伸筋支帯の表面を通過し内側足背皮神経、中間背側皮神経になる

※浅腓骨神経は長腓骨筋おたん腓骨筋の運動神経でもある

神経の評価

足の痺れがある場合、多くは坐骨神経痛ですね。といわれていますが、正確には坐骨神経痛ではなく、坐骨神経から分岐した腓骨神経の症状です。

神経の症状は絞扼をうけた場所より末端に痺れなどの神経症状がおこる為、腰や骨盤ではなく足首や下腿から末端にかけての評価と治療が必要になります

足指の痺れの治療

神経症状の治療は神経の通り道の中に原因がある事が多いので

神経の絞扼があれば絞扼部位にある組織の柔軟性の改善や

神経の癒着や動きの悪さがあれば神経自体の滑走性を改善し動きをよくする治療が必要です