滑液包(bursa)は筋肉の腱や皮膚などが骨との摩擦を緩衝するために存在し、この滑液包が存在するおかげで組織は円滑に動lけますが、同時に滑液包が存在する場所は組織の摩擦が起きやすいので、滑液包の負荷で癒着や炎症が起き痛みや可動域制限の原因になります。
股関節の滑液包
腸腰筋滑液包
腸腰筋と股関節の関節包の前面に存在し股関節を屈曲で負荷がかかり鼡径部痛の原因になります
転子下滑液包
場所は大殿筋、と大腿骨の大転子の間にある滑液包で
大転子にある滑液包
大転子に付着する筋肉はいくつかあり、それぞれの筋肉の付着部と大転子の間にも滑液包が存在します
大転子に付着する筋肉。
大転子の前面 小殿筋 大転子の外側 中殿筋 大転子の後面 梨状筋 大転子の後面下部 中殿筋と大殿筋
摩擦を緩衝するためにある滑液包ですが、これらの滑液包に負担がかかった場合は摩擦を緩衝するのではなく痛みや可動域制限の原因にもなります
滑液包の施術
大転子は範囲が広く付着する筋肉も多いので、付着する組織を触り分け施術する事が股関節外側の施術で重要です